冠婚葬祭・喪服の黒比べ

冠婚葬祭のうち「葬」の席では、皆誰しもが黒い服を着てきます。ご存知かもしれませんが、喪服というのは自由度があまり高くありません。目立つデザインはもちろんダメですし、透ける素材、光る素材、動物の皮もダメ、飾りの多いのもダメ…と、案外NG要素が多いのです。悲しんでいる方の気持ちに触るようなことは一切控えるべきだという考えからですが、その結果、喪服のデザインは皆似たり寄ったりになりがちです。制約の多い中でデザインすれば、誰がデザインしてもそうなってしまうのでしょう。似た感じの喪服の女性が一堂に会すると、違いがはっきりと浮き彫りになることが一つあります。それは、「黒色の質」です。一口に黒と言っても、染め方、素材、使用年数などで千差万別です。本当に深い黒をまとっている人はどれだけいるでしょうか…。着物だと余計にその差が分かります。何度も何度も染色を繰り返して作った、真夜中のような漆黒の絹の色味は本当に美しいものです。

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